860ccにボアアップし、それに合わせて吸排気系はショップオリジナルの集合管マフラーに換装。
チューンアップとしてはそれだけで、あとはハンドルは若干低めに、シートはやや薄めでリヤシートと段差のあるタイプに、そして260kmフルスケールのスピードメーターに変えてある。
ブレーキやホイール、リアサスなどにも手を加えたいとも思うが、何もしなくてもいいかなとも思ったり。どんなに変えても最新バイクに張り合えるわけではないし、100キロまでなら今でも充分速くて、もちろん最高に愉しいのだから。
860ccにボアアップし、それに合わせて吸排気系はショップオリジナルの集合管マフラーに換装。
チューンアップとしてはそれだけで、あとはハンドルは若干低めに、シートはやや薄めでリヤシートと段差のあるタイプに、そして260kmフルスケールのスピードメーターに変えてある。
ブレーキやホイール、リアサスなどにも手を加えたいとも思うが、何もしなくてもいいかなとも思ったり。どんなに変えても最新バイクに張り合えるわけではないし、100キロまでなら今でも充分速くて、もちろん最高に愉しいのだから。
速さが全てだ、と思ったことは実は一度もない。
それは確かに猛烈な加速やパワーにはいつだって憧れるさ、男だからね。
しかし、その気にさせるのは、轟く排気音であったり、寒風の中で佇む美しいシルエットだったりする。
速ければいいというのなら、ネイキッドには乗らないし、ましてや旧車なんて選ばない。
ZIIには、なにものにも変えがたいテイストがある。世の中にはうっとりするほど美しく妖しい魅力を持つ乗り物は、数多くある。あるにはあるが、愛馬として選ぶのなら、やはりZIIの他にはない。そう思えてならないことの幸せを、誰かに説明することができたなら!
ZII、だいぶ慣れてきた。
ブレーキのマスターシリンダーとホースを変えてから、なぜかフロントブレーキの鳴きがひどくなったが、それはまあご愛嬌。古いバイクなんだから、危険がない限りしょうがないと割り切るしかない。
止まる、曲がる、開ける。
止まるを最初に書いたのは間違いでも偶然でもなくて、とにかくこのバイクの場合はいつでも止まれるかどうかで、気持ちのよい速度で走れるかが決まるからだ。また、曲がるためにもブレーキングが重要で、思ったとおりのラインを外さずに走るには、フルブレーキとリリースタイミングを自在にコントロールできないとならない。
それはともかく、ZIIは綺麗なバイクだなあ。
現代のバイクにつながるデザインの文法で作られていて、逆に古さを感じさせない。同じ古いバイクでもCB750などは、一目で古さを感じさせるデザインと思う。
気分転換に近所をサクッと一回りして、給油したところでカフェで一休み。
薄着で来ているが、夜から都内は急に冷えるらしいので、暗くなる前に帰る。
明日は割と早いし。
ZIIのおかげで、いろいろ嫌なことも煩わしいことも、後ろに振り落としていくことができる。
ありがとう、ゼッツー。
大好きだったコミック「キリン」の中でよく使われるフレーズ。
雨の日は「濡れてもいいから闘争する」寒い冬なら「凍えてもいいから闘争する」。
死ぬのはごめんだ。ZIIに乗り続ける。70の爺さんになってもな。
古いバイクだからエンブレを使うとエンジンが傷みそうに思って、あまり使わないようにしている。そうするとプアなブレーキが気になって、どうしても車間距離を空け気味にして、安全マージン高めで走ることになる。
それでも最近はだいぶアクセルを開けることができるようになってきて、ZIIの感覚にカラダが馴染みつつある。
寒くなって悴む前に、少しでも多くZIIに触れておこうと思う。
ほぼノーマルのZ1 を発見。
いい感じにヤレているけど、十分に美観を保っている。
マフラーさえ変えていない車両を見たのは久しぶり。オーナーの愛を感じるな。
この写真には僕の宝物が二つ写っている。一つはもちろん、ZIIだ。
もう一つはバイクの用のグローブ。このグローブは、15年間僕の両手を守ってくれている。
流行や、テクノロジーの進化の過程での淘汰で、使えなくなっていくモノは多い。スマートフォンやパソコンは、3年保てばいいほうだろう。服や靴などは、ファッション・モードという”流行(トレンド)”そのものの洗礼を受けているから、品質や機能的にはまだまだ使えるものであっても、2-3年でタンスの肥やしになる。
時計のように、電子化に抗ってきたプロダクトも、スマートウォッチの台頭の前に、いつまで耐えきれるか分からない・・。その意味で、グローブ、特に革製品である場合は、10年後も現役でいてくれるかもしれないという期待を抱くことができる。アナログであるからこそ、耐用年数の長さがイコール 使用年数になる。たとえ壊れないとしても、時代の流れについていけずに現役を強制的に退くプロダクトが多いなかで、変化を拒み、一線で戦い続けようとする。そんな製品を僕たちはマスターピースと呼ぶ。
マスターピースと呼んでいい製品は、21世紀になって激減していると僕は思う。僕が若い頃には永久不滅のように思えたデニムでさえ、型遅れを履くのは気恥ずかしいし、最近のデザインデニムの耐久性は2-3年で擦り切れるような程度になっている。逆に言えばどうせ100年保つような耐久性を与えたところで、流行の型に外れれば見向きされなくなるのだから、見かけの良さを作るために耐久性はほどほどでいいと考えることは、至極当然だろう。
ZIIは、時代に逆らう恐竜の一つと言えると思う。幸いにしてガソリンエンジンはしばらく生き延びそうだが、1000ccで300馬力を叩き出す時代に、ZIIは非力で遅くて止まらないし曲がらない。しかし、実用域である120km/hくらいまでは最新のバイクにも十分ついていけるし、車の流れをリードする力を持っている。スタイリングも現代のバイクの中に入っても古びた感じはしない。
僕は自分のことをオールドファッションな人間とは思わない。考え方も知識も、インターネットを始めとするテクノロジーにも明るいから、およそ十代や二十代の若者に引けを取ることは少ないと思っている。
しかし、それはもしかしたらZII同様に、単に時代の流れに抗って、現役を退くことを拒否しているだけなのかもしれない。それでも、自分こそは一生モノ、時代を超えて生存できるマスターピースなのだと信じたい自分を否定できない。
ZIIと生きていく。それは図らずも、自分自身を肯定して生きていくことに他ならない、そう思うのだ。
ハンドル下げたら、都会的な雰囲気になった。
かっこいいぜ、ゼッツー。
次はフロントブレーキをWディスク化して、ほんの少しステップを後ろに下げて、アルミホイールに換装しよう。
あまり外観は変えずに、運動性能、というより安全性能を高めていきたい。
ハンドルを低くした。
その結果マスターシリンダーとブレーキワイヤーを交換。その他ベアリングの交換をしたうえで、整備をしてもらった。入院期間3週間。
車検と合わせて17万円也(*_*)
それでも、ZIIがようやく帰ってきてくれたことにハートは踊るのさ。相変わらずブレーキはキィ〜キィ〜言うけど、エンジンは快調でトルク感が増した感じ。
深まる秋、そろそろ寒くなるけど、乗りまくるぜ。
車検は終わったものの、まだ入院中のZII。
前オーナーが設置していたハンドルは絞り気味&グリップ位置がかなり高い、いわゆる"族車仕様"だったので、この機会に自分好みにしたくて交換を依頼したら、これがかなりのオオゴトになってしまった。
バイク乗りには1番嬉しい季節である10月が終わっちゃうよ(*_*)。
ハンドルの高さや幅を変えると、マスターシリンダーやケーブル類の交換が必要になる。パーツがなかなか入らないから遅くなる。それはわかってるんだけどさ、もう禁断症状ですよ。
ゼッツー 750RS-Z2 750RS-ZⅡ
誕生秘話w